本尊 長谷寺型十一面観世音菩薩(長谷観音/はせかんのん)
当山の本寺にあたる総本山長谷寺の本尊は、右手に錫杖を持つ長谷寺特有のものであり、観音さまと地蔵さまが合わさったお姿と知られる。その長谷寺から新造を許されたことで、当山の本堂にも長谷型十一面観音を祀っている。総本山長谷寺にはその許可した記録が存在する。
当山では、古くから「秘仏」とされているため、そのお姿を通常は観ることはできません。
※長谷寺式、長谷寺型、長谷型、長谷観音などと呼称が多くあります。
両祖大師座像

弘法大師座像
真言宗を開かれた弘法大師空海上人の尊像。
寛政3年/1791年造立。
本堂内陣に向かって右手に安置される。
興教大師座像も同年造立され、内陣左手に安置。
札所
下総三十三ケ所観音霊場 28番
江戸川八十八所霊場 64番、84番
※住職不在の際は、予めお書きしたものを授与させていただきます。
境内あれこれ
境内にある尊像や堂宇などを紹介しています。
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修行大師像
弘法大師空海上人の修行時のお姿。弘法大師は、日本の三筆の一人として知られ書芸の向上を願う方も参拝されております。
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六地蔵尊
六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天界)のそれぞれを守護し教化するという六体の地蔵菩薩。
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手引地蔵
縁者の墓参を無事済ませ、またその後の日々の生活が健やかに送られるよう導き案内してもらえると伝えられる。
六地蔵尊の横に安置する。 -
マキ(市保存指定樹木)
このほかに銀杏の指定樹木がありましたが、樹木医の指導により残念ながら伐採しました。このイヌマキは、当山の霊木として大事に管理してまいります。
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大師堂
弘法大師尊像を祀る。この堂宇に石仏並びに鋳造仏の二体を安置する。
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水神像
新造された時代は不詳であるが、文化13年(1816年)1月に修復が施されている。
水難よけと安産・子育ての神とされる。
本堂内陣に安置する。 -
弁財天
当山の境内整備事業に伴い移築し装い新たになりました。
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鈸 粉川市正作
文化8年(1811年)7月に鋳物師粉川市正が制作し納めたものである。
房(紐)は、当時のものではありません。